ネイティブの発音は実は○○だった?日本人がRやLなどの英語の発音に苦戦する本当の理由
こんにちは。ジャパニーズ・ガイ、略してガイです。
今回は僕が唯一「喋れるよ」と人様に言える第二言語、英語の話です。
なぜ日本人は英語の発音が苦手なのか?
みなさん、「Accent(アクセント)」と「Pronounciation(プロナンシエイション)」の違いをご存知でしょうか?
Accentは知っていてもPronounciationを知らないという人は多いかもしれません。
Accentとはつまり、訛りや喋り方、強調する部分、などの事を指すのに対して、
Pronounciationは発音の事を指し、英語の発音の事は英語ではEnglish Pronounciationと言います。
簡単に言うと、あなたが綺麗にRやLを発音出来る場合は、
You have excellent English pronounciation!
素晴らしい英語の発音ですね!
という感じになり、
あなたがかなりアメリカンなアクセントで英語を喋る場合には、
Wow, you really have an American accent!
オー、君の英語はマジでアメリカンだね!
と言った具合になります。
日本語で言うと、関西と関東では「い↑え→」と「い→え→」みたいな感じにアクセントが違いますよね。
大雑把に言うとアメリカ英語とイギリス英語もそういった違いを持っています。
違うからといって、どちらが良いとか悪いとかはありませんし、もちろんその二つのアクセントが全てである訳でもありません。
しかし、ビジネスで英語を使ったり、英語で歌を歌いたい場合にはいずれかのアクセント(アメリカかイギリス)を習得した方が、より多くの人に伝わるかもしれません。
Pronounciationが違うと伝わりにくい
例えば僕がカナダに留学した時の話です。
最初の一か月というのは、まあ本当にヒドイ英語力でした。
RやLは勿論、ShやThの発音もむちゃくちゃで度々「Sorry?(えっ?)」と聞き返されていました。
Sit(座る)とShit(クソ)を言い間違えた時には友達に大爆笑されてまさに大恥でした。
苦手な音を発音する時には全神経を舌や喉に集中させて挑んでいたのですが、全然上達しません。
「なんで上達しないんだ、、、」
英語(主に会話を)を勉強した人には分かると思いますが、上手く発音が出来なくて何度も聞き返されるのって相当ストレスなんですよね。
もちろん自分の練習不足だったり、センスの無さが原因なんですけど、やっぱり「もう喋りたくない、、、」と落ち込んでしまいます。
僕の場合はもう開き直ってしまってむちゃくちゃな発音のまま喋っていいましたが(笑)
しかし、留学開始から数か月経った後、僕は英語の発音を上達させるために必要なあるめちゃくちゃ基本的な事に気が付きます。
英語話者の発音ってみんな腹式呼吸やん
カナダに住んでいた時、後ろからスピーカーみたいな音圧の声が聞こえてきてビックリする事が良くあった。
いや、別に誰かに驚かされたりしたわけではないけど、例えばショッピングモールなどで後ろに並んでいるオッサンが急に奥さんに話しかけたりした時、その声の分厚さにちょっとビックリした。
そのオッサンが特別野太い声を持っているという訳では無く、至る所でそういった経験をした。
とにかく、なんかネイティブって声が響く。
しかし、声量がデカイという訳でもない。
なんでだろう。
そんな疑問を抱きながら生活をしていく中で、僕はついにその理由にたどり着いた。
みんな腹式呼吸やん。
腹式呼吸というと歌を思い浮かべるけど、実は歌だけじゃない。
英語話者は喋る時だって腹式呼吸だ。
日本人は喉から声を出すが、カナダ人やアメリカ人などの英語話者はお腹から吐き出した空気を喉で響かせているという感じだった。
音圧は強いが力が抜けた、深呼吸の様な心地よい音こそが僕の目指すべきところかもしれない。そんな事を思った。
腹式呼吸をマスターすることで英語の発音が飛躍的に向上した
例えばRを発音する時、以前の僕であれば巻き舌を作る事に全神経を集中させていたが、腹式呼吸を意識する様になった僕はお腹から押し出された空気を喉で唸らせ、力の抜けた自然な巻き舌で発音する様になった。
腹式呼吸で喉や舌への過剰な意識を取り除かれ、自然な発音に近づいたのだ。
この意識の変化でL,S,Th,V,P,Fなど、様々な発音が改善されていった。
自分で発音が出来る様になると、RやLなどの比較的似ている音を聞き分ける事もかなり容易になり、授業内容が以前より圧倒的に濃い情報量をもって耳に入ってくるようになった。
意外な事だが、発音の変化がすべてを好転させていった。
腹式呼吸をマスターする方法
まず、腹式呼吸の感覚をつかもう。
まず、しっかりと直立してほしい。
両腕を体の側面につけたら、ゆっくり息を吸い込みながら体につけた両腕を持ち上げよう。
最終的にはバンザイのポーズになり、息を吸い込むのをやめる。
そうしたら今度は喉の力を抜いて漏れ出す空気をお腹の力でアシストするイメージで押し出そう。
これが腹式呼吸の感覚だ。
上手くいかない場合は何度も試してみてほしい。
毎日リップトリルをしよう
リップトリル(Lip trill)を知っているだろうか。
要は唇を空気でブルブルさせるやつだ。
先ほどの腹式呼吸の応用で、今度は裏声を出しながら唇に空気を当てる。
そうする事で唇が振動するのだ。
歌う前のウォーミングアップなどにも使われるリップトリルだが、実は腹式呼吸をマスターするためにはうってつけのトレーニング法でもある。
何故なら、腹式呼吸が出来ていないと唇を震えさせることがほぼ不可能だからだ。
「文章の説明じゃ良くわからん」という人は以下の動画など見て感覚をつかもう。
How to do a lip trill - Part 1 - Learn to sing
とにかく実戦で喋りまくろう
緊張すると上手く歌えない、高い声が出ない。
そんな経験はありませんか?
実はそれって、緊張の所為で腹式呼吸が乱れ、喉に力が入ってしまっているからなんです。
英語も歌と同じで安定した腹式呼吸で発音する事がとても重要です。
ですので、緊張して呼吸法が乱れない様にとにかく場数を踏みましょう。
失敗の数だけリカバリーの方法を学ぶし、恐れが消えていきます。
英会話カフェやオンライン英会話などでは気軽に英語を喋れる環境が整っていますのでオススメです。
まずはオンライン英会話など、慣れた自宅の環境で出来るものがオススメかもしれません。
今だったらネイティブキャンプが1週間無料体験できますので、挑戦してみるといいかもしれません。
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